【ロンドン時事】 スウェーデン王立科学アカデミーは9日、 2017年の ノーベル経済学賞を米シカゴ大の リチャード・ セイラー教授(72)に授与すると発表した。 心理学を経済学に応用した「行動経済学」 への 貢献が評価された。 〔写真特集〕日本の ノーベル賞受賞者 同アカデミー
【ロンドン時事】スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2017年のノーベル経済学賞を米シカゴ大のリチャード・セイラー教授(72)に授与すると発表した。心理学を経済学に応用した「行動経済学」への貢献が評価された。
〔写真特集〕日本のノーベル賞受賞者
同アカデミーは授賞理由について、人間の非合理的な性質が経済活動を行う際の意思決定にどう影響を与えるかを読み解き、この分野の先駆者として多大な実績を挙げたと説明した。 経済学では一般的に、複雑な現実を分かりやすく捉えるため、人間が合理的に行動する生き物だという仮定に基づいて理論を組み立てる。しかし、セイラー氏は人間の非合理性に着目。心理学の実証実験も活用しながら、人間の合理性の限界や好みの違い、自制心の弱さが投資などの判断を左右することを理論的に実証した。 授賞式はストックホルムで12月10日に開かれる。賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億2500万円)。(2017/10/09-20:37) 関連ニュース
【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】