2020年の 東京五輪開会式まで1千日となった28日、 東京・ 代々木の 高層ビルの 壁に、 選手たちの 巨大な映像を映し出すイベントが開かれた。 縦約120メートル、 横約40メートルの 色彩豊かな映像が浮かび上がっ…
2020年の東京五輪開会式まで1千日となった28日、東京・代々木の高層ビルの壁に、選手たちの巨大な映像を映し出すイベントが開かれた。縦約120メートル、横約40メートルの色彩豊かな映像が浮かび上がった。 東京五輪に向けムードを盛り上げようと、渋谷区観光協会やNTTドコモなどが企画した。東京五輪で競技に初採用された空手の選手が、ビル近くの舞台で演武を披露すると、その姿がビルに映し出された。見に来た人たちがスマートフォンから送った応援メッセージも流れた。(徳島慎也) ◇ 東京五輪開幕まであと1千日となった28日、東京・日本橋の中央通りで記念イベントが開かれた。競泳の入江陵介選手ら五輪メダリストたちが「1」と三つの「0」を載せた山車を担いで、「1000」日前を演出。開幕までの残り日数を刻むカウントダウンボードもお披露目された。大会組織委員会の文化・教育委員を務める歌舞伎役者の市川海老蔵さんは「日本の美しい心や文化を世界の方々と共有できる大会にしよう」などと訴えた。東京タワーでは「1000」の文字が浮かび上がった。 ◇ 東京都中央区の日本橋では、本番までの日数を表示するデイカウンターもお披露目された。 新宿区の明治神宮外苑周辺では五輪・パラリンピック競技を知ってもらおうと「青山スポーツフェス2017」(朝日新聞社などで作る実行委員会主催)が開かれた。3人制バスケットボールやスポーツクライミングなど、12の競技体験があった。クライミングに挑戦した大田区の小学1年、濱福大和君(7)は、色とりどりの石が配置された斜めの壁を体全体を使って登り「楽しかったけど、すごく力がいる」。野球に打ち込んでいるといい、「将来は五輪に出て、プロ野球選手になりたい」と話した。入場無料で29日も予定されている。雨の場合は屋内の会場で開催。問い合わせは、実行委員会事務局(03・5775・3654)。 渋谷区代々木では、高層ビルの壁に選手たちの巨大な映像を映し出すイベントがあった。渋谷区観光協会やNTTドコモなどが企画。東京大会で初採用された空手の演武も披露された。 東京スカイツリーは、五輪カラーの5色に特別ライティング。神奈川や埼玉、千葉、福島の各県でも、競技体験や選手のトークショーなどが開かれた。