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キム委員長 中国特使と会談しなかった可能性

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北朝鮮の 国営メディアは、 キム・ ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長がトラック工場を視察したと21日朝、 伝えましたが、 中国の 習近平国家主席の 特…
北朝鮮の国営メディアは、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長がトラック工場を視察したと21日朝、伝えましたが、中国の習近平国家主席の特使と会談したかどうかに触れておらず、会談が行われなかった可能性が高いという見方が出ています。 一方、アメリカ・トランプ政権が北朝鮮をテロ支援国家に再指定したことについてはまだ反応を示していませんが、強く反発するのは必至で、新たな軍事挑発も懸念されます。 中国の習近平国家主席の特使として北朝鮮を訪問していた共産党の中央対外連絡部トップ、宋涛部長は、20日夜、4日間の日程を終えて帰国し、中国の国営メディアは、宋部長が北朝鮮指導部と意見を交わしたと報じましたが、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談したかどうかについては伝えていません。 北朝鮮の国営メディアも、キム委員長が会談に臨んだのかどうかには触れておらず、21日の国営テレビは、キム委員長がトラック工場を視察したことを写真とともに放送したほか、21日づけの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、4面で中国の特使の一行が帰国したことを短く伝えるにとどめています。 宋部長はピョンヤン滞在中、キム委員長の信頼がとりわけ厚いとされる側近の、チェ・リョンヘ(崔竜海)副委員長に対し、キム委員長への贈り物を早々に渡していたほか、両国の国営メディアが、宋部長の帰国から一夜明けても、キム委員長との会談を伝えていないことから、最高指導者と特使との会談が行われないという異例の形だった可能性が高いという見方が出ています。 一方、アメリカ・トランプ政権が北朝鮮をテロ支援国家に再指定したことについて、北朝鮮はこれまでのところ反応を示していませんが、強く反発するのは必至で、先に北朝鮮の体制を非難したトランプ大統領に対し、「政治的挑発の極致であり、容赦なく打ちのめす」と強調していて、新たな軍事挑発も懸念されます。

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