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トランプ氏来日:北朝鮮や通商問題議論 首相と会談

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TEILEN

トランプ米大統領は5日、 就任後初めて来日した。 安倍晋三首相との 非公式の 昼食会などの 機会に、 北朝鮮の 核・ ミサイル問題や日米間の 通商問題について意見を交わし、 実質的な首脳会談が始まった。 正式な会談は6日に東京・ 元赤坂の 迎賓館で行われる。
トランプ米大統領は5日、就任後初めて来日した。安倍晋三首相との非公式の昼食会などの機会に、北朝鮮の核・ミサイル問題や日米間の通商問題について意見を交わし、実質的な首脳会談が始まった。正式な会談は6日に東京・元赤坂の迎賓館で行われる。
トランプ氏は5日午前、米軍横田基地(東京都福生市など)に大統領専用機でメラニア夫人を伴って到着。大統領専用ヘリコプターで埼玉県川越市のゴルフ場に向かい、安倍首相の出迎えを受けた。
両首脳は約30分間、昼食を共にした後、プロゴルファーの松山英樹選手を交えてゴルフ。ゴルフの合間も通訳を除き2人だけで会話する場面もあった。米政府高官は「6日の公式会談の議題を先取りして議論した」と語り、北朝鮮への対応と通商問題が議題になったことを記者団に明かした。
安倍首相はゴルフの後、首相官邸で記者団に「リラックスして本音の話ができるということもあり、難しい話題も織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができた」と語った。両首脳は同日夜、夫人らとともに東京・銀座の鉄板焼き店での夕食会に臨んだ。夕食会冒頭でトランプ氏は「北朝鮮、貿易について話し合っている。時間は限られており、明日は忙しくなる」と語った。
一方、トランプ氏はハワイから日本に向かう大統領専用機で、北朝鮮のテロ支援国家再指定について「近々判断する」と記者団に述べた。米国は1988年に北朝鮮をテロ支援国家に指定したが、2008年に解除した。
また、トランプ氏は日本到着時に横田基地で在日米軍や自衛隊関係者約2000人を前に演説した。「いかなる独裁者も、米国の決意を軽視すべきではない」と述べ、名指しこそ避けたものの北朝鮮をけん制した。「同盟国とともに、米国を守るために圧倒的な能力を行使する用意がある」とも語った。
また、一連のアジア歴訪で、法の支配に基づく海洋秩序を重視する「自由で開かれたインド太平洋の構築を目指す」と強調。「自由で公正、互恵的な貿易を追求する」とも述べた。日本については「大切なパートナーで極めて重要な同盟国だ」と指摘した。
トランプ氏は6日、宮中で天皇、皇后両陛下と会見。迎賓館で安倍首相とのワーキングランチ、会談に臨む。北朝鮮への最大限の圧力で、政策の転換を迫る方針を確認する見通しだ。北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんや拉致被害者家族らと面会した後、安倍首相と共に記者会見する。7日には次の訪問国である韓国に向けて出発する。【高本耕太、秋山信一】

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