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東海第2原発周辺、慎重な対応求める 運転延長申請方針

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日本原子力発電の 村松衛社長が21日、 茨城県を訪れ、 東海第2原子力発電所(茨城県東海村、 停止中)の 運転延長を24日に原子力規制委員会に申請する方針を県と東海村に示した。 同原発の 安全性や、 再稼働を含む今
日本原子力発電の村松衛社長が21日、茨城県を訪れ、東海第2原子力発電所(茨城県東海村、停止中)の運転延長を24日に原子力規制委員会に申請する方針を県と東海村に示した。同原発の安全性や、再稼働を含む今後の動向などを巡り、県内では原電に慎重な対応を求める声が相次いだ。 東海村の山田修村長(右)を訪れる日本原電の村松衛社長(21日、茨城県東海村) 大井川和彦知事は県庁で村松氏と面会し、延長申請の方針やこれまでの経緯について説明を受けた。その後、「今回の延長申請について県民の関心は非常に高い。住民や自治体にスタンスや考え方を説明し、理解を得る努力をしてほしい」と要望した。 東海村の山田修村長も同村役場で村松氏と面会。延長申請に関する村民の注目度が高いとして、「引き続き丁寧に説明責任を果たしてほしい」と原電側に求めた。 周辺自治体や地元経済界でも反応が広がる。水戸市の高橋靖市長は「この延長申請は再稼働につながるものとは認識していない」とコメント。再稼働の議論に関しては「多くの市民の声を十分考慮しながら、厳しく判断していくことに変わりはない」と強調した。 茨城県商工会議所連合会の大久保博之会長は「原発は終わりのない安全性の向上と地域との信頼性の確保が重要で、県民による議論が深まることを期待したい」との見解を示した。

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