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「かわいい」 一般公開に笑みの1397人

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上野動物園(東京都台東区)で生まれたジャイアントパンダの 雌の 子ども「シャンシャン(香香)」 と母親の 「シンシン(真真)」 の 一般公開が19日に始まり、 46倍の 抽選で当たった1397人(速報値)が観覧した。 同園生まれの パンダの 公開は1988年の 「ユウユウ(悠悠)」 以来29年ぶり。 動き回る姿を目にした人たちは「とにかくかわいい」 「幸せだ」 と笑みをこぼし、 上野の 街も祝福ムードに包まれた。
上野動物園(東京都台東区)で生まれたジャイアントパンダの雌の子ども「シャンシャン(香香)」と母親の「シンシン(真真)」の一般公開が19日に始まり、46倍の抽選で当たった1397人(速報値)が観覧した。同園生まれのパンダの公開は1988年の「ユウユウ(悠悠)」以来29年ぶり。動き回る姿を目にした人たちは「とにかくかわいい」「幸せだ」と笑みをこぼし、上野の街も祝福ムードに包まれた。
同園によると、シャンシャンは観覧終了直前の同日正午過ぎに寝てしまったが、観覧時間のほとんどで丸太に上ったり、竹をくわえたりする愛らしい姿が見られたという。
長男の舜夫(しゅんすけ)ちゃん(4)と観覧した東京都世田谷区の主婦、小椋由利子さん(38)は「4分間でも十分に楽しめた。小学生の娘2人は、平日で来られず『シャンシャンが小さい時は今しかないのに』と残念がっていた。シャンシャンは評判通り『美人』だった」と笑顔で話した。
横浜市の会社員、諏訪園哲さん(26)は、妻のひとみさん(28)と生後半年の長女みうちゃんと親子3人で観覧した。シャンシャンと同じ6月生まれのみうちゃんは、全身パンダ柄のつなぎの服を着て対面し、シャンシャンを見つめられたという。哲さんは「母子でじゃれ合っている姿が見られて、とにかくかわいかった」、ひとみさんは「シンシンも子育てを頑張っているので、私も頑張ろうと思いました」と活力をもらった様子だった。
シャンシャンの成長を見守ってきた園の飼育員らは、喜びもひとしおだった。
「国際会議でも『美人』と評判だった」。飼育の責任者でもある渡部浩文副園長は誇らしげに話した。11月に中国で開かれたパンダの繁殖に関する国際会議の席上、シャンシャンの話題になり、各国の代表者から絶賛された。生まれてからずっとそばにいるシンシンに似たのか、さまざまなことに興味を示す性格という。母子は観覧中も落ち着いており、園は来年2月以降、現在2時間半の観覧時間の延長を検討するとした。
上野駅近くのアメ横商店街でも「シャンシャン人気」にあやかろうと、店員がパンダのかぶりもの姿で接客したり、店先にパンダのぬいぐるみを置いたりする光景が見られた。
シャンシャンの公開に向け、特製キーホルダー7000個を客に配布するなどして、買い物客を呼び込んできた同商店街振興組合の石山和幸代表理事(86)は「シャンシャンが生まれ、明らかに人通りが増えた。これから始まる年末商戦は、例年に増して盛り上がりそうだ」と期待した。【柳澤一男、大迫麻記子、稲垣衆史】

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