【モスクワ時事】 金井宣茂さん（４１）ら日米ロ３カ国の 宇宙飛行士が搭乗するロシアの ソユーズ宇宙船が１９日午前１１時３９分（日本時間同日午後５時３９分）、 国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）にドッキングした。 約２時間後にハッチが開いて金井さんらがＩＳＳに入り、 来年６月
【モスクワ時事】金井宣茂さん（４１）ら日米ロ３カ国の宇宙飛行士が搭乗するロシアのソユーズ宇宙船が１９日午前１１時３９分（日本時間同日午後５時３９分）、国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）にドッキングした。約２時間後にハッチが開いて金井さんらがＩＳＳに入り、来年６月まで約半年間の滞在が始まった。金井さんは地上との初めての交信で「すぐにでも仕事を始めたい」と元気に語った。
〔写真特集〕宇宙飛行士・金井宣茂さん～元海自医官、ISSに長期滞在～
ＩＳＳとソユーズ宇宙船をつなぐハッチが開くと、ロシアと米国の飛行士に続いて、眼鏡をかけた金井さんが最後に登場。満面の笑みを浮かべ、ＩＳＳの乗組員と抱き合って到着を喜んだ。 モスクワ郊外の管制センターと結んだ初交信。金井さんは到着前の宇宙船内で欧州の医学実験に関する作業を行ったことを明かし、「実はもう仕事は始まっています」と仕事熱心なところを見せた。先輩飛行士の若田光一さん（５４）が「宇宙を楽しんで」と言葉を掛けると、「仕事ばかりでなく、きちんと宇宙経験を楽しんで帰ります」と笑顔で手を振った。
同期の油井亀美也さん（４７）が「金井さんは真面目で、一番大きな成果があると思う。サムライ・スピリットを見せて頑張って」と励ますと、金井さんは「さりげなくハードルを上げてくださって」と苦笑した。 金井さんは海上自衛隊の医師出身で、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地から１７日に出発した。来年６月３日まで滞在し、マウスの長期飼育やたんぱく質の結晶成長など、さまざまな実験を手掛ける。日本人のＩＳＳ長期滞在は０９年の若田さん以降８回目。（2017/12/19-21:38）
【社会記事一覧へ】 【アクセスランキング】
