14日の 東京外国為替市場で円相場は続伸した。 17時時点は1ドル=112円74~77銭と、 13日の 同時点に比べ69銭の 円高・ ドル安だった。 12~13日の 米連邦公開市場委員会(FOMC)後に示された物価
14日の東京外国為替市場で円相場は続伸した。17時時点は1ドル=112円74~77銭と、13日の同時点に比べ69銭の円高・ドル安だった。12~13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に示された物価見通しなどを受け、来年2018年に米国の利上げペースが加速するとの観測がやや後退した。米利上げ加速を予想してドルの買い持ち高を増やしていた投資家から持ち高を解消する目的のドル売りが出た。 中国人民銀行(中央銀行)が金融機関に資金を供給する際の金利を引き上げたと発表し、中国の金融引き締めに対する警戒感が高まった。日経平均株価が下落し投資家のリスク選好意欲が後退すると、歩調をあわせて円買い・ドル売りが入った。 夕方にかけて円は伸び悩んだ。時間外取引で米長期金利がじりじりと上昇し、円買いに歯止めがかかった。9~17時の円の高値は1ドル=112円56銭近辺、安値は112円80銭近辺で値幅は24銭程度だった。 円は対ユーロで3日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=133円25~28銭と、13日の同時点に比べ10銭の円安・ユーロ高だった。対ドルでのユーロ高を背景に円売り・ユーロ買いがやや優勢だった。 ユーロは対ドルで3日ぶりに反発した。17時時点は1ユーロ=1.1817~21ドルと同0.0079ドルのユーロ高・ドル安だった。米利上げペースの鈍化観測から対ユーロでもドル売りが出た。〔日経QUICKニュース(NQN)〕