米紙ワシントン・ ポストなどは8日、 米大統領選介入などロシアが絡む一連の 疑惑を捜査するモラー特別検察官が、 トランプ大統領の 直接聴取を検討していると報じた。 昨年1…
米紙ワシントン・ポストなどは8日、米大統領選介入などロシアが絡む一連の疑惑を捜査するモラー特別検察官が、トランプ大統領の直接聴取を検討していると報じた。昨年12月にトランプ氏の弁護団に意向を伝えており、同紙は「限定的な質問」を数週間以内に行う可能性があるとしている。疑惑捜査では、大統領選をトランプ氏に有利にしようとトランプ陣営とロシア政府が共謀したかどうかが焦点。トランプ氏は「共謀はない」と主張し、隠すことは何もないとして聴取に前向きだが、弁護団は消極的で、書面による供述も検討している。
今月20日に就任2年目に入るトランプ氏にとって、自らの証言で疑惑に区切りを付ける機会となる一方、不利な事実が明るみに出れば新たな火種になる可能性がある。
同紙などによると、1986年に発覚したイラン・コントラ事件を巡り、事件当時の大統領だったレーガン氏が書面供述したことがある。2004年には当時のブッシュ(子)大統領が大統領執務室で約1時間10分、ホワイトハウス高官による中央情報局(CIA)工作員名漏えい疑惑の参考人として事情聴取に応じた。