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長女の存在隠して生活か=室外、多数のカメラ-2畳に長期監禁・大阪

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TEILEN

大阪府寝屋川市で柿元愛里さん(33)が約16年間監禁された後に死亡した事件。 愛里さんは父親の 泰孝容疑者(55)が作った隔離部屋で暮らしていた。 同容疑者は「精神疾患の 娘の 療養の ためだった」 と供述。 しかし、 行政に支援を求めた形跡はなく、 自宅は人目を隠すように壁で
大阪府寝屋川市で柿元愛里さん(33)が約16年間監禁された後に死亡した事件。愛里さんは父親の泰孝容疑者(55)が作った隔離部屋で暮らしていた。同容疑者は「精神疾患の娘の療養のためだった」と供述。しかし、行政に支援を求めた形跡はなく、自宅は人目を隠すように壁で囲まれ、多数の監視カメラが外側に向けて設置されていた。
娘を長期監禁、両親を再逮捕=保護責任者遺棄致死容疑-衰弱、凍死か・大阪府警
隔離部屋は室内にプレハブで作った約2畳のスペース。当初は子供部屋だったが、2002年ごろ、泰孝容疑者自ら改造し転用した。2重扉で外側から施錠。室内は簡易トイレがあるだけで、家具などはなく、暖房設備もなかった。 発見時、愛里さんは布団にくるまっていたが、衣服は着ていなかった。泰孝容疑者は「数年前から『暑い、暑い』と服を脱ぐので、季節に関係なく裸にしていた」と話しているという。
中の様子は監視カメラで撮影され、別の部屋に設置されたモニターで見られるようになっていた。このモニターには、建物の外に約10台設置された監視カメラの映像も流されていたという。 逮捕された両親の供述によると、愛里さんは小学生のころ精神疾患を発症。中学校には登校していなかったとみられる。一方、寝屋川市によると、障害手帳の申請やヘルパーなどの支援要請は出されていなかった。 一家は1995年ごろこの家に引っ越し、周囲との関わりを避けて暮らしていたとみられ、生活に気付いていない周辺住民もいた。多数のカメラは長女の逃走防止だけでなく、訪問者を確かめる目的だった可能性もあり、府警は詳しい生活実態や、監禁が長年発覚しなかった経緯を調べている。(2018/01/02-19:07)
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