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予算案審議スケジュールにも波紋

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裁量労働制に関する厚生労働省の データ問題は、 2018年度当初予算案の 審議スケジュールにも波紋を広げている。 与党は、 予算案を3月末までに成立を確定させるため、 同月2日までに参院へ送る構えで、 衆院予算委で今月26日に採決し、 27日の 衆院本会議で可決させる日程を描く。 しかし野党は裁量労働問題を奇貨として抵抗を強め、 来週の 衆院通過を巡る綱引きが激化している。
裁量労働制に関する厚生労働省のデータ問題は、2018年度当初予算案の審議スケジュールにも波紋を広げている。与党は、予算案を3月末までに成立を確定させるため、同月2日までに参院へ送る構えで、衆院予算委で今月26日に採決し、27日の衆院本会議で可決させる日程を描く。しかし野党は裁量労働問題を奇貨として抵抗を強め、来週の衆院通過を巡る綱引きが激化している。
これまで予算審議は「与党ペース」で順調に進んできたが、今回の厚労省の予想外と言える不手際に対し、与党は「なぜこんなことになるんだ。すんなりとはいかないだろう」(公明党幹部)といらだちをあらわにした。
与野党は既に、(1)20日に衆院予算委で安倍晋三首相や加藤勝信厚労相らが出席して7時間の集中審議を開催(2)予算案採決の前提となる中央公聴会を21日に開く--ことで合意している。さらに与党側は、26日に締めくくり総括質疑と委員会採決に踏み切り、27日の衆院本会議で予算案を通過させたい考えだ。
これに対し野党は、今週を予算審議の「ヤマ場」と位置づけており、22日にも開催が見込まれる集中審議などで裁量労働、森友学園問題をさらに追及する構えだ。【村尾哲】

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