予算案衆院通過28日以降先送り:国会は、 裁量労働制をめぐる厚生労働省の 不適切な調査を受けて、 野党側が攻勢を強め、 2018年度予算案の 衆議院通過は、 当初予定されていた27日から、 28日以降にずれ込む見通しになった。 …
国会は、裁量労働制をめぐる厚生労働省の不適切な調査を受けて、野党側が攻勢を強め、2018年度予算案の衆議院通過は、当初予定されていた27日から、28日以降にずれ込む見通しになった。 衆議院予算委員会は26日、集中審議が行われ、加藤厚生労働相が、裁量労働制をめぐる厚生労働省の調査で、新たに233件の異常な数値が確認されたことを明らかにした。 また、働き方改革関連法案の提出時期を追及する希望の党の玉木代表に、安倍首相が苦笑いを漏らすと、玉木氏は、激しい調子で詰め寄った。 希望の党・玉木代表「人が死んでる話なんですよ! そのことを何でこんなに笑えるんですか。そんなにおかしい質問なんですか、おかしいでしょ!」 安倍首相「おかしいよ」 希望の党・玉木代表「許せない!」 安倍首相「あまりにも玉木委員が興奮されるから、こういうのは、しっかりと落ち着いた議論をしましょうよ。働き方の話なんですから」 このあと、法案の提出見送りなどを求める野党と、これに応じない与党が26日夜、断続的に協議したが、調整がつかず、予定されていた委員会は開かれなかった。 政府与党は当初、2018年度予算案を27日、衆議院で採決する予定だったが、野党側に譲歩し、28日以降に先送りすることになった。