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裁量労働制の拡大、延期も 首相が厚労相に調整指示

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TEILEN

安倍晋三首相は21日、 加藤勝信厚生労働相と首相官邸で会談した。 厚労相は裁量労働制の 対象拡大を盛り込んだ働き方改革関連法案について、 施行延期を含めた自民党内の 議論を報告。 首相は「しっかりと党内の 理解を
安倍晋三首相は21日、加藤勝信厚生労働相と首相官邸で会談した。厚労相は裁量労働制の対象拡大を盛り込んだ働き方改革関連法案について、施行延期を含めた自民党内の議論を報告。首相は「しっかりと党内の理解を得るように」と述べ、調整を急ぐよう指示した。厚労省は裁量労働制拡大の実施時期を当初予定の2019年4月から1年遅らせる方向で検討している。 厚労相は会談後、記者団に「もともとの(施行)時期は昨年の秋に法案を提出することを前提にしていた。様々な手続きや周知を考えたときにどういうタイミングがいいかを議論している」と述べた。 政府は今国会で同法案を提出し、成立を目指す考えだ。ただ首相が衆院予算委員会の答弁で引用した厚労省の労働時間の調査結果が不適切な前提で集計していたことが判明。野党は法案の提出に強く反発している。 厚労省は同法案を巡って、裁量労働制の適用範囲を一部の営業職にも拡大する時期と、時間ではなく成果に応じて賃金を払う「脱時間給制度」を創設する時期を、ともに20年4月に遅らせることを検討している。

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