２０日の 平昌五輪ノルディックスキー複合個人ラージヒルで、 ５位だった渡部暁斗（２９）。 スタンドからは、 地元の 長野県白馬村や所属先の 北野建設の 応援団が声援を送った。 ジャンプで首位。 メダルをかけた後半の …
２０日の平昌五輪ノルディックスキー複合個人ラージヒルで、５位だった渡部暁斗（２９）。スタンドからは、地元の長野県白馬村や所属先の北野建設の応援団が声援を送った。
ジャンプで首位。メダルをかけた後半の距離は、渡部を海外の強豪選手たちが追う展開となった。「ドイツは強い。最後は数センチの差でもいいから、目の前で勝つのが見たい」と北野建設の竹村隆之さん（５０）。
周回を重ねるごとに、差が詰まる。「ドイツがチームになって迫ってくるぞ」と実況アナウンス。ドイツファンの興奮が高まる。
残り４キロで追いつかれ、集団に。「ついに来た」と日本ファンが心配に見つめる。
勝負のラスト１周。観客は総立ちとなった。最後にドイツ勢に引き離され、渡部は５位に。メダル独占のドイツファンが跳び上がって喜ぶ。
白馬村スキークラブの太谷陽一会長（６６）は「よく頑張ったけど、スプリント勝負の前に離されてしまって残念」。白馬村の下川正剛村長（７１）は「ハラハラする展開だったけど、最後にスキーが引っ掛かっちゃったな。また団体戦を一生懸命、応援したい」と話した。（高野遼）
