【パリ時事】 フランス南部カルカソンヌ郊外トレーブの スーパーで２３日午前（日本時間同夜）、 ２６歳の 男が客や従業員を人質に立てこもり、 発砲した。 仏内務省によると、 ２人が死亡、 複数の 負傷者が出た。 男は立てこもって数時間後、 治安部隊によって射殺された。 男は立てこもりに先立ち、 車を強奪し、 乗車していた１人を殺害し、 １人を負傷させていた。 〔写真特集〕「イスラム国」 ～異教徒を並ばせ、 集団斬首～ 事件後、 過激派組織「イスラム国」 （ＩＳ）が系列メディアを通じて犯行声明を出した。 フィリップ首相は「テロ事件」 と断
【パリ時事】フランス南部カルカソンヌ郊外トレーブのスーパーで２３日午前（日本時間同夜）、２６歳の男が客や従業員を人質に立てこもり、発砲した。仏内務省によると、２人が死亡、複数の負傷者が出た。男は立てこもって数時間後、治安部隊によって射殺された。男は立てこもりに先立ち、車を強奪し、乗車していた１人を殺害し、１人を負傷させていた。
〔写真特集〕「イスラム国」～異教徒を並ばせ、集団斬首～
事件後、過激派組織「イスラム国」（ＩＳ）が系列メディアを通じて犯行声明を出した。 フィリップ首相は「テロ事件」と断定。コロン内相によると、男は軽犯罪歴があり治安当局が監視していたが、過激化の可能性は低いとみられていた。仏メディアは、容疑者がカルカソンヌ在住のモロッコ系だと報じた。 内相によると、発砲音が聞こえたため治安部隊が突入し、男を射殺したという。仏メディアによれば、車を強奪した前後にも、ジョギング中の警官に発砲し、けがをさせて逃走した。 ＩＳ系列のアマク通信は「（ＩＳと戦う）有志連合の国々への襲撃を促す呼び掛けに応じたＩＳの兵士が攻撃を実行した」と報じた。
地元紙が目撃者の話として伝えたところでは、容疑者は刃物や手投げ弾などで武装し、「アラー・アクバル（神は偉大なり）」と叫びながらスーパーに入った。シリア空爆を非難する発言もあったという。 ＢＦＭテレビは、容疑者が２０１５年のパリ同時テロ実行犯で唯一の生存者、サラ・アブデスラム被告の釈放を要求したと報じた。（2018/03/24-01:50）
