【ワシントン高本耕太】 トランプ米大統領は２８日、 シュルキン退役軍人長官を更迭し、 ホワイトハウスで大統領の 主治医を務めるロニー・ ジャクソン氏を後任に指名することを自らの ツイッターで明らかにした。 シュルキン氏は海外出張時の 公費不正使用疑惑が浮上し、 トランプ氏が解任を検討していると伝えられていた。
【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は２８日、シュルキン退役軍人長官を更迭し、ホワイトハウスで大統領の主治医を務めるロニー・ジャクソン氏を後任に指名することを自らのツイッターで明らかにした。シュルキン氏は海外出張時の公費不正使用疑惑が浮上し、トランプ氏が解任を検討していると伝えられていた。
シュルキン氏は昨夏の欧州出張時に、テニスのウィンブルドン選手権観戦など公務以外が日程の半分を占めたことが批判を浴び、退役軍人省内の内紛も明らかになるなどしてトランプ氏の信頼を失っていた。
新たに長官に就くジャクソン氏は海軍所属の医師。ブッシュ（子）、オバマ、トランプの３政権でホワイトハウス所属の主治医を務めた。今年１月には健康状態に懸念の声が上がっていたトランプ氏が、就任後初めて受けた健康診断結果を記者会見で発表。「懸念は一切ない」「すべての数値が良好」などと強調した。
退役軍人省は退役軍人やその家族に対する障害補償や医療給付、職業復帰訓練などのプログラムを提供する。３６万人の職員を抱え、連邦政府で２番目の規模を持つ機関。
トランプ政権では閣僚や高官が相次いで辞めており、３月だけでもティラーソン国務長官やマクマスター大統領補佐官（国家安全保障問題担当）が更迭されている。
