第90回選抜高等学校野球大会第10日第2試合(智弁和歌山11x-10創成館=延長十回、 1日、 甲子園)最大5点の リードをつけていた創成館は九回に追いつかれ、 10…
第90回選抜高等学校野球大会第10日第2試合(智弁和歌山11x-10創成館=延長十回、1日、甲子園)最大5点のリードをつけていた創成館は九回に追いつかれ、10-9の延長十回に逆転負けした。サヨナラ打を浴びた4番手の酒井は「頭が真っ白になって後から悔しさが込みあげた」と、喜ぶ智弁和歌山の選手たちを横目にしゃがみ込み、しばらく動くことができなかった。
打線が16安打と奮起したが、自慢の投手陣が踏ん張れず、稙田監督は「我慢強い投球ができる勝負強さを身につけないといけない」と課題を挙げた。五回途中から3番手で救援したエース、川原も7安打3失点と振るわず「夏までに優勝できる力をつけたい」と成長を誓った。
創成館・稙田監督 「前半のリードを守りきれなかった。投手の柱をつくらないといけない」
創成館・峯主将 「甲子園は何が起きるかわからない場所なので追いつかれるのは想定内だったが、最後の粘り強さが欠けていた」
創成館・平松捕手(サヨナラ打の場面について) 「左打者はタイミングが合っていないので勝負にいった。詰めが甘かった」
創成館・野口左翼手(5安打3打点の大活躍も、サヨナラ打が頭上を越え) 「打ったが、チームが負けてしまったので気にしていない。(最後は)二塁走者を刺す想定で、定位置より前にいた」