厚生労働省は、 労働行政をめぐる一連の 発言で国民からの 信頼を著しく損ねたとして、 東京労働局の 勝田智明局長を、 11日付けで減…
厚生労働省は、労働行政をめぐる一連の発言で国民からの信頼を著しく損ねたとして、東京労働局の勝田智明局長を、11日付けで減給10分の1、3か月の懲戒処分にするとともに、大臣官房付に異動させる人事を発表しました。 東京労働局の勝田智明局長は、裁量労働制を不正に適用していたとして野村不動産の社長に特別指導を行ったことをめぐり、先月の記者会見で、「何なら皆さんのところに行って是正勧告してあげてもいいんだけど」などと発言したほか、特別指導を発表する前の記者会見でも「次回はプレゼントがある」などと述べ、その後、一連の発言を撤回しています。 これについて厚生労働省は「労働基準監督官としての監督指導の権限を盾に、報道機関をけん制したと受け取られる発言だ。このほかにも不適切な発言を行い、国民からの信頼を著しく損ねた」などとして、11日付けで減給10分の1、3か月の懲戒処分にしました。 さらに、勝田局長を11日付けで大臣官房付に異動させ、後任に厚生労働省労働基準局総務課長などを務めた前田芳延氏を充てる人事を発表しました。