米朝首脳会談を前に、 北朝鮮による拉致被害者の 横田めぐみさん（当時１３歳）の 弟、 拓也さん（４９）が３０日、 米国に出発した。 国連で開かれる北朝鮮関連の シンポジウムに参加するほか、 米政府関係者らとも面会し、 拉致問題解決への 【社会】
米朝首脳会談を前に、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん（当時１３歳）の弟、拓也さん（４９）が３０日、米国に出発した。
国連で開かれる北朝鮮関連のシンポジウムに参加するほか、米政府関係者らとも面会し、拉致問題解決への協力を訴える。
２７日に開かれた南北首脳会談では、韓国の 文在寅 （ ムンジェイン ） 大統領が北朝鮮の 金正恩 （ キムジョンウン ） 朝鮮労働党委員長に拉致問題を提起し、帰国を求める安倍首相の意向を伝達。正恩氏は、日本と対話する用意があると表明していた。
成田空港で取材に応じた拓也さんは、「日朝対話がなければ拉致問題は解決しないが、具体的にいつまでに被害者を帰すというところまで（言及が）なければ楽観的な評価はできない」と慎重な見方を示した。
