（２）メットライフドーム（西武２勝） オリックス ０００００１１０１＝３ １００５００００×＝６ 西武 ＜勝＞多和田 ２勝 登板２ ＜敗＞田嶋 １勝１敗 登板２
（２）メットライフドーム（西武２勝）
オリックス
０００００１１０１＝３
１００５００００×＝６
西武
＜勝＞多和田 ２勝 登板２
＜敗＞田嶋 １勝１敗 登板２
西武が１０安打の猛攻で２７年ぶりの開幕７連勝。一回に山川の適時打で先制。四回は源田の左中間３点適時三塁打など５本の長短打を集めて５点を奪った。多和田が２勝目。オリックスは新人の田嶋が四回のピンチで粘れずに大量失点し、３連敗。
鋭い打球が、深々と左中間を破った。３点リードの四回１死満塁で打席に入った西武の源田。「満塁は苦手」と言う昨季のリーグ新人王は、３球目の甘い球を逃さなかった。走者一掃の３点適時三塁打となり、ベンチも思わず「敬礼」のポーズ。「雰囲気も良く、思いきり良くできている」と、納得の表情だ。
修正能力の高さが光った。この打席、オリックスの新人・田嶋は３球とも変化球勝負。初球をファウルとした源田は「引っ張りに行っている。これではきつい」と感じたという。３球目、甘く入った球にバットを合わせて逆方向に運び、早々に勝負を決定づけた。
好調な打線は、この日も四回に集中打。初対戦となる田嶋の甘い球を、確実に仕留めた。６番・中村から２番・源田まで１四球を挟み５連続長短打で、一気に５得点。辻監督も「四球やヒットでつなぎ、少ない好機で適時打が出る。非常に良い集中力」とうなずく。
投手陣は７連勝中の全試合で先発がクオリティースタート（６回以上で自責点３以下）を達成して、勝ち星がついた。「先発は粘り、打線は先に点を取ろうとする。投打がうまくかみ合っている」と指揮官。互いの信頼関係が、１９９１年に開幕８連勝して以来の大型連勝を生んでいる。【角田直哉】
