アフガニスタンの 首都カブールで30日、 政府の 情報機関の 近くで2度にわたって自爆テロが起き、 これまでに市民や報道関係者など…
アフガニスタンの首都カブールで30日、政府の情報機関の近くで2度にわたって自爆テロが起き、これまでに市民や報道関係者など25人が死亡しました。 アフガニスタンの首都カブール中心部で30日、朝の通勤ラッシュで混み合っていた時間帯に、政府の情報機関、国家保安局の建物の近くで、バイクに乗った男が爆発物を爆発させました。 さらに、およそ30分後には、現場近くで再び自爆テロが起き、アフガニスタン政府によりますと、この連続テロでこれまでに市民など合わせて25人が死亡したほか、40人以上がけがをしたということです。 警察によりますと、2回目のテロでは、ジャーナリストと偽って現場に近づいた男が自爆したということで、現場に駆けつけていた報道関係者や救急隊員が巻き込まれました。 フランスのAFP通信は、死者の中に、アフガニスタン人のカメラマン1人が含まれていることを明らかにしました。 これらのテロについて、過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのあるアマーク通信は、情報機関を狙ったISの犯行だと伝えました。 混乱が続くアフガニスタンでは、ISの地域組織による自爆テロが都市部で相次いでいるうえ、先週には、反政府武装勢力タリバンが、雪どけの春を迎えて政府機関などを狙った攻勢の強化を宣言しており、さらなる治安の悪化が懸念されていました。