政府は29日、 2020年東京五輪・ パラリンピックに向けた17年度の 準備状況をまとめた国会報告を閣議決定した。 国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が大会経費の 圧縮を強く要請していることを踏まえ「国としても経費縮減に協力する」 と明記した。 東京五輪…
政府は29日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた17年度の準備状況をまとめた国会報告を閣議決定した。国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）が大会経費の圧縮を強く要請していることを踏まえ「国としても経費縮減に協力する」と明記した。 東京五輪・パラリンピック推進本部の会合であいさつする安倍首相（29日午前、首相官邸） 報告は「国民の理解を得て祝福される大会とするため、可能な限り経費縮減に取り組むことが不可欠だ」と指摘。大会運営の安全確保に向け「官民一体となったテロ対策や国際協力を強力に推進している」とした。 安倍晋三首相は閣議に先立ち官邸で開いた大会推進本部会合で「目前に迫った東京大会の成功のため、取り組みをさらに加速させたい」と強調した。 国会報告は、東京大会の決定過程や経費の透明性を確保するための措置。16年施行の改正五輪特別措置法で年１回程度の報告が義務付けられ、今回は２回目。〔共同〕
