中国の 李克強首相は10日、 北海道を訪れ、 札幌市の ホテルで高橋はるみ知事と会談した。 中国首相の 来道は初めてで、 首脳は2008年の 北海道洞爺湖サミットの 際に来道した胡錦濤国家主席(当時)以来10年ぶり。
中国の李克強首相は10日、北海道を訪れ、札幌市のホテルで高橋はるみ知事と会談した。中国首相の来道は初めてで、首脳は2008年の北海道洞爺湖サミットの際に来道した胡錦濤国家主席(当時)以来10年ぶり。
高橋氏は会談で「今、中国から多くの観光客が訪れ、着実に交流が進展するが、さらに拡大したい」と交流強化への期待を表明。李氏は「北海道は日本での重要な農業拠点で農業分野や科学技術で協力したい。高品質な農産物も輸入したい」と応じた。
同日夜には知事主催の夕食会も開き、日中の経済関係者らが参加し、ウニやエゾシカ肉などでもてなした。高橋氏は2日間の李氏の道内滞在中、視察に同行し、道内産業をアピールする。李氏は11日、安倍晋三首相と共に、全国知事会などが主催する「日中知事省長フォーラム」に参加し、苫小牧市のトヨタ自動車北海道の工場を視察した後、恵庭市の牧場で昼食を取る予定。【山下智恵】