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「警察に従え」 米朝会談控え、シンガポールで厳戒態勢

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史上初となる米朝首脳会談を12日に控え、 シンガポールでは警戒態勢が強まっている。 会談場所となる本島南の セントーサ島や両国首脳が宿泊予定の ホテル周辺は、 10日から「特別行事区域」 に指定され、 出入りが厳…
史上初となる米朝首脳会談を12日に控え、シンガポールでは警戒態勢が強まっている。会談場所となる本島南のセントーサ島や両国首脳が宿泊予定のホテル周辺は、10日から「特別行事区域」に指定され、出入りが厳しくチェックされる。
セントーサ島は車で1周1時間半ほど、広さ約500ヘクタールの小島だ。年約1900万人が訪れる一大リゾート地だが、本島との車の行き来は1本の橋に限られ、警備のしやすさから会場に選ばれたとみられる。
トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は本島のシャングリラホテル、セントレジスにそれぞれ宿泊するとの情報がある。
セントレジス近くでは9日、「警察の指示に従え」と記された看板や警備用ブロックが設置された。周辺の特別行事区域は火器や拡声機などの持ち込みやドローン飛行が禁止され、所持品や身体検査も予定される。
シンガポールのバラクリシュナン外相は以前、「我々はただ、お茶とコーヒーを用意するだけ」と述べていたが、実際は軍や警察の特殊部隊を投入して警戒にあたる。米朝両国からも専門の警備チームが同行予定だ。
記者が9日にセントーサ島を訪ねると、ビーチやテーマパークは大勢の観光客らでにぎわっていたが、会談場所のカペラホテル入り口には監視カメラや車両を調べる装置が新設され、警察車両が何台も慌ただしく出入りしていた。民間イベントの一部は中止され、物々しい雰囲気が強まっている。島に住む40代の女性は「世界で最も安全になると言われるが、同時に最も標的になりやすい」と不安を漏らした。(シンガポール= 野上英文 )

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