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お二人の母が縁結び 出会いから半年

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結婚されることが26日に明らかになった高円宮妃久子さまの 三女、 絢子(あやこ)さまと日本郵船勤務の 守谷慧(けい)さん(32)の 仲を取り持ったの は、 互いの 母親だった…
結婚されることが26日に明らかになった高円宮妃久子さまの三女、絢子(あやこ)さまと日本郵船勤務の守谷慧(けい)さん(32)の仲を取り持ったのは、互いの母親だった。半年前の出会いから、「福祉」と「海」という共通項に縁を感じながら、愛を育まれてきた。
「国際的な福祉活動に興味を持つきっかけになれば…」。大学・大学院で子供や高齢者の福祉を専攻し、留学先でも福祉先進国カナダの現状を学んだ絢子さまに、母の久子さまが昨年12月、こんな考えで、守谷さんを紹介されたのが交際の始まりだった。
宮内庁によると、守谷さんの母、季美枝さんは生前、開発途上国で恵まれない子供たちを支援するNPO法人「国境なき子どもたち」で専務理事を務め、久子さまが同法人の関連行事に毎年臨席する中で親交を深められていた。
季美枝さんは平成27年7月、業務で訪れていたカンボジアで体調を崩し、タイ・バンコクに転院後に死亡。自身の仕事で現地に駐在していた守谷さんが最期を看取り、母の足跡を訪ね歩いた。今年3月には、その遺志を継ぐように同法人の理事に就任した。
守谷さん母子の関係を知る同法人の寺田朗子会長(72)は「お母さんの思いをつなげようとしてくれたのだろう。慧さんは涼風のようなナイスガイ。季美枝さんにとって自慢の息子だった」と喜ぶ。
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