大阪府北部で震度6弱の 揺れを観測した地震で、 揺れが強かった地域の 墓地では、 墓石が倒れる被害が相次いでいて、 石材店が墓石を…
大阪府北部で震度6弱の揺れを観測した地震で、揺れが強かった地域の墓地では、墓石が倒れる被害が相次いでいて、石材店が墓石を元に戻す作業に追われています。 震度6弱の揺れを観測した大阪茨木市にある墓地では、およそ150ある墓石のおよそ半数が倒れました。 26日は墓地の管理者から依頼を受けた地元の石材店の作業員2人が訪れ、倒れた墓石を元に戻す作業を行いました。 墓石は1つが100キロほどあるということで、作業員は2人がかりで抱えて元の位置に戻し、再び地震が来ても倒れないようセメントで固定していきました。 また、作業員が持ち上げることができない大きな墓石はクレーンでつり上げて、元の場所に戻したり、安全な場所に置いたりしていました。 この石材店には、茨木市や高槻市を中心に墓石を直してほしいといった依頼が、およそ200件ほど寄せられており、大阪以外の石材店からの応援も受けて対応しているということで、早くて1週間待ちの状態だということです。 石材店の射場一之社長は「連日、依頼の電話がひっきりなしにかかってきています。お盆の時期に安心してご先祖様に手を合わせてもらえるよう、急いで作業を進めたい」と話していました。