9日夜、 新横浜駅と小田原駅の 間を走行中の 東海道新幹線の 車内で乗客が相次いで刃物で切りつけられ、 男性1人が死亡し女性2人が…
9日夜、新横浜駅と小田原駅の間を走行中の東海道新幹線の車内で乗客が相次いで刃物で切りつけられ、男性1人が死亡し女性2人がけがをした事件で、逮捕された22歳の男は複数の刃物を車内に持ち込んでいたことが警察への取材でわかりました。警察は、計画的に事件を起こした可能性もあると見て調べています。 9日午後10時ごろ、新横浜駅と小田原駅の間を走行していた東京発・新大阪行きの東海道新幹線「のぞみ265号」の12号車で乗客が相次いで刃物で切りつけられ、男女3人が病院に運ばれました。 警察によりますと、このうち30代くらいの男性が首などを切られて死亡しました。 また、女性2人が頭などにけがをしましたが、病院によりますと、命に別状はないということです。 事件のあと新幹線は小田原駅で停車し、駆けつけた警察官が車内にいた愛知県岡崎市の無職、小島一朗容疑者(22)を殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。 これまでの調べに対し「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」などと供述し容疑を認めているということです。 警察によりますと、小島容疑者は東京駅から12号車に乗車し、同じ車両にいた人を突然襲ったと見られていて、現場には少なくとも2本の刃物が残されていたということです。 警察は、複数の刃物を持ち込んでいたことなどから、計画的に事件を起こした可能性もあると見て調べています。 事件当時、新幹線にはおよそ880人が乗っていましたが、ほとんどの乗客がその後、三島駅で別の新幹線に乗り換え新大阪に向かいました。