(2日、 ブラジル2―0メキシコ ワールドカップ) 優勝経験の あるドイツ、 アルゼンチン、 スペインが決勝トーナメント1回戦までに姿を消した。 波乱の 大会という印象も出てきた中でブラジルが迎えたの は、 初戦で前…
(2日、ブラジル2―0メキシコ ワールドカップ)
優勝経験のあるドイツ、アルゼンチン、スペインが決勝トーナメント1回戦までに姿を消した。波乱の大会という印象も出てきた中でブラジルが迎えたのは、初戦で前回王者のドイツを破ったメキシコだったが、しっかり勝ちきった。
ブラジルに先取点をもたらしたのはエースのネイマールだった。後半6分、敵陣で相手をひき付けてヒールパスを出し、自身はゴール前へ。左から来たパスに滑り込んで右足で決めた。
貴重なゴールはブラジルにとって、W杯のチーム通算227点目。並んでいたドイツを抜いて、単独最多となった。
26歳のネイマールは、W杯出場2回目。母国であった前回大会は準々決勝のコロンビア戦で負傷し、その後は欠場。チームは準決勝でドイツに1―7の歴史的敗退を喫する屈辱を味わった。
個人としても、チームとしても復活を期す今大会。2月に右足を痛め、本調子で迎えたとは言えなかった。チームも初戦でスイスに引き分け。だが、2戦目のコスタリカ戦でネイマールが今大会初ゴール。するとチームも上向きになった。 W杯で過去4回対戦して無敗のメキシコをこの日も破り、7大会連続で8強入りを決めた。