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プルイット米環境保護局長官が辞任 事実上の更迭か

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米環境保護局(EPA)の プルイット長官が5日、 辞任した。 トランプ政権の 公約だった環境規制の 見直し・ 撤廃を次々と進めたが、 高額出張やロビイストとの 癒着、 私用に部下を使うなどの スキャンダルが続出。 数カ月…
米環境保護局(EPA)のプルイット長官が5日、辞任した。トランプ政権の公約だった環境規制の見直し・撤廃を次々と進めたが、高額出張やロビイストとの癒着、私用に部下を使うなどのスキャンダルが続出。数カ月前から批判の渦中にあり、事実上更迭されたとみられる。
プルイット氏はオクラホマ州司法長官時代にオバマ政権の火力発電所の排出規制に反発し、EPAを相手取って訴訟を起こすなど環境規制反対の強硬派。長官就任後には、火力発電所や自動車の排出ガス規制などを次々と撤廃。政権内で意見が割れた地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定」からの離脱でもトランプ氏を後押しした。
一方、ファーストクラスや高額チャーター機を使った出張や、エネルギー関連のロビイストから格安でアパートを借りたり、議会の承認を経ずに4万3千ドル(約480万円)かけて執務室を改造したりした問題が次々発覚。 EPAの内部監査や議会の調査が行われていた。トランプ氏は5日、プルイット氏が数日前に「政権に迷惑をかけたくない」と辞任を申し出たことを明らかにし、ツイッターで「長官としてめざましい仕事をしてくれた。感謝してやまない」とたたえた。石炭業界のロビイストだったアンドリュー・ウィーラーEPA副長官が9日から長官代行に就くという。(ワシントン=香取啓介)

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