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東証前引け 続落、米中の株安を嫌気 半導体や中国関連に売り

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4日午前の 東京株式市場で日経平均株価は続落し、 前日比161円60銭(0.74%)安の 2万1623円94銭で前場を終えた。 下げ幅は180円を超える場面があった。 ハイテク株主導…
4日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比161円60銭(0.74%)安の2万1623円94銭で前場を終えた。下げ幅は180円を超える場面があった。ハイテク株主導で3日の米株式相場が下落したのを受け、東京市場でも 東エレク や アドテスト 、 SUMCO など半導体関連を中心に幅広いハイテク株に売りが出た。
日経平均は前場中ごろすぎに下げ幅を40円程度まで縮めたが、中国・上海株式相場がじりじりと下げ幅を広げると、再び日本株への売りが強まった。
3日の米市場では特許問題に絡んで一部製品の中国での販売を禁止されたと伝わった半導体のマイクロン・テクノロジー株が大幅下落した。中国での販売差し止めがほかの米メーカーにも広がれば、半導体製造装置や部材を納入している日本企業の業績にも影響がでるとの警戒感から半導体関連株に売りが出た。
6日には米国と中国が互いの製品に追加関税を発動する予定。中国経済の減速懸念があらためて強まり、 安川電 や ファナック など「中国関連銘柄」も下げた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆23億円、売買高は6億5870万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1261、値上がりは755、変わらずは79だった。
TDK と 太陽誘電 が下落した。 SMCと 任天堂 が年初来安値を更新し、 ホンダ と SUBARU も売られた。一方、原油高を受け 国際石開帝石 とJXTGが上昇した。 資生堂 や JR東海 、 NTT 、 東ガス など業績に安定感のある「ディフェンシブ銘柄」に買いが入った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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