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2週間 児童ら犠牲者に祈り 悲しみ抱え夏休みに

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西日本豪雨から20日で2週間となった。 臨時休校していた小学校では終業式が開かれ、 児童らが犠牲者に祈りをささげた。 被災地では猛暑の 中、 日常を取り戻そうとする人々の 懸命な努力が続いている。
西日本豪雨から20日で2週間となった。臨時休校していた小学校では終業式が開かれ、児童らが犠牲者に祈りをささげた。被災地では猛暑の中、日常を取り戻そうとする人々の懸命な努力が続いている。
広島県内の多くの小中学校で20日、終業式があった。通学路の復旧作業で、17日まで臨時休校していた呉市立原小学校には児童124人が登校し、豪雨による犠牲者の冥福を祈って黙とうした。
市内では別の小学校の5年生男児(10)を含む計24人が死亡。天応小など小中3校で臨時休校が続き、道路の寸断で通えない生徒がいる警固屋(けごや)中は19日から夏休みに入った。
原小の小野結実校長は「悲しい出来事があった。当たり前のことができる素晴らしさや支えてくれる人の存在に気付ける人になってほしい」と児童に訴えていた。【矢追健介】
岡山県倉敷市は、浸水被害を受けた同市真備(まび)町地区の中学3年生らを対象に、避難所となっている小学校などで教科書を再配布している。他の学年や小学生にも準備ができ次第、配るという。
避難先のアパートで暮らす真備東中3年の庄原悠也さん(14)は20日、市立岡田小を訪れ、中学の教諭から教科書を受け取った。教諭から「頑張れよ。自分のペースでいいからな」と声を掛けられると、「分かりました」と表情を引き締めていた。【高橋祐貴】

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