シャープは３日、 白物家電の 国内生産から撤退することを明らかにした。 ２０１９年９月までに八尾工場（大阪府八尾市）での 冷蔵庫の 生産をタイなどに移管する。 液晶テレビも栃木工場（栃木県矢板市）での 生産を１８年１２月までに終了【経済】
シャープは３日、白物家電の国内生産から撤退することを明らかにした。２０１９年９月までに八尾工場（大阪府八尾市）での冷蔵庫の生産をタイなどに移管する。
液晶テレビも栃木工場（栃木県矢板市）での生産を１８年１２月までに終了し、国内は亀山工場（三重県亀山市）のみで生産を続ける。
戴正呉 （ たいせいご ） 社長がこの日、社員向けに送ったメールで生産体制の再編について説明した。
八尾・栃木両工場の従業員は本社（堺市）など国内の別拠点に配置転換し、人員削減は行わない。親会社の台湾・ 鴻海 （ ホンハイ ） 精密工業グループの中で、生産効率向上を図る。
八尾工場は現在、白物家電は冷蔵庫のみを年間数十万台生産している。今後は業務用照明器具の製造を続け、研究開発部門は残す方針だ。栃木工場は、液晶テレビの生産を中国などに移管する方針だが、撤退後も物流と保守サービスの機能を維持する。
