【シンガポール＝一言剛之、 大重真弓】 シンガポールで開かれた東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連外相会議が４日、 閉幕した。 一連の 会議では北朝鮮の 非核化をめぐり、 日米が具体的な進展があるまで国連安全保障理事会決議に基づく対【国際】
【シンガポール＝一言剛之、大重真弓】シンガポールで開かれた東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連外相会議が４日、閉幕した。一連の会議では北朝鮮の非核化をめぐり、日米が具体的な進展があるまで国連安全保障理事会決議に基づく対北朝鮮制裁を維持するよう主張した。北朝鮮は強く反発した。
４日のＡＳＥＡＮ地域フォーラム（ＡＲＦ）外相会議で、河野外相は、安保理決議の履行継続が必要と強調した。北朝鮮の 李容浩 （ リヨンホ ） 外相は核実験場の廃棄などを行ったと述べた上で、「米国は我々の取り組みに応えるどころか、制裁を維持せよと大声を上げている」と批判した。会議には米国のポンペオ国務長官も出席した。
ポンペオ氏は４日の別の会議で「約束した非核化が実現するまで、制裁を続けなければならない」と述べており、同様の主張を展開したとみられる。
