大阪府警富田林署に勾留中の 無職樋田淳也容疑者（３０）が弁護士との 接見後に逃走した事件で、 樋田容疑者が弁護士に「面会が終わったことは自分が署員に伝える」 と虚偽の 説明をしていたことが、 わかった。 署員に弁護士から接見終了が伝【社会】
大阪府警富田林署に勾留中の無職樋田淳也容疑者（３０）が弁護士との接見後に逃走した事件で、樋田容疑者が弁護士に「面会が終わったことは自分が署員に伝える」と虚偽の説明をしていたことが、わかった。署員に弁護士から接見終了が伝わるのを防いで面会室に１人で残る狙いとみられ、逃走が計画的だった可能性も浮上する。樋田容疑者の足取りは依然として不明で、府警は捜索範囲を府内全域に拡大し、３０００人態勢で行方を追う。
■不備を認識か
樋田容疑者は１２日夜、２階の面会室で弁護士と接見した後、面会者と収容者を仕切るアクリル板を蹴破るなどして逃走したとして、加重逃走容疑で指名手配されている。
捜査関係者によると、弁護士は府警に対し、樋田容疑者が「留置場が忙しいので、面会が終わったことは自分が連絡する。そのまま帰ってください」などと話したと説明したという。
