9日東京株終値 45円安、 下げ渋る展開:9日の 東京株式市場は、 8日より、 45円92銭安い、 2万2,598円39銭で取引を終えた。 …
9日の東京株式市場は、8日より、45円92銭安い、2万2,598円39銭で取引を終えた。 9日の取引について、SMBC日興証券・松野利彦氏の解説です。 9日の東京株式市場はやや軟調なスタートだったが、その後は、次第に下げ渋る展開となった。 アメリカによる160億ドルの対中関税が23日から実施されることに対抗して、中国も、同様の報復関税に踏み切ると報じられ、貿易摩擦が嫌気される。 しかし、中国株が安寄りから切り返すと貿易摩擦の影響は限定的との見方が広がり、平均株価は、次第に値を戻して大引けを迎えた。 もっとも、9日夜に、FFR(新たな日米通商協議)の初会合が実施される予定であるため様子見ムードが強く、売買代金は、辛うじて2兆円を超える程度の薄商いであった。 こうした地合いで、個別に値下がり銘柄数は、何とか過半数。 セクター別には、原油安中心に石油セクターを筆頭に値下がり業種が多かった。 10日は、FFRの結果が出れば目先の悪材料出尽くしとなる可能性はあるものの、そうでなければ、9日と似たような夏枯れ相場が予想される。