韓国の ムン・ ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮の キム・ ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、 18日、 首脳会談を行ったあと…
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は、18日、首脳会談を行ったあと晩さん会に出席し、共に、非核化をめぐる米朝協議のこう着を打開したいという意思を示しました。 北朝鮮の首都ピョンヤンを18日訪れたムン・ジェイン大統領は、韓国の大統領として初めて朝鮮労働党の本部でキム・ジョンウン委員長との首脳会談に臨み、およそ2時間にわたって意見を交わしました。 首脳会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、会談後に開かれた晩さん会のあいさつで、キム委員長は「ムン大統領と一緒に『パンムンジョム(板門店)宣言』を発展させるため、諸般の問題を虚心たん懐に話し合う」と述べました。 これは、ことし4月の南北首脳会談で非核化に取り組むと表明した「パンムンジョム宣言」を履行する意思に変わりはないと強調したものです。 これに対し、ムン大統領も、「朝鮮半島の完全な非核化と平和の定着も重要な議題だ。互いを理解して配慮するならば、乗り越えられない困難はないだろう」と述べました。 このように、南北の首脳は、共に非核化をめぐる米朝協議のこう着状態を打開したいという意思を示し、19日午前に予定されている2日目の会談で、アメリカが求める核兵器の申告など、非核化に向けた具体的な措置について、キム委員長がこれまでより踏み込んだ立場を示すのか、注目されます。