台風21号の 接近を前に、 これまでの 大雨で河川が氾濫した石川県七尾市では、 被害を受けた住宅や農地の 後片づけが急ピッチで進め…
台風21号の接近を前に、これまでの大雨で河川が氾濫した石川県七尾市では、被害を受けた住宅や農地の後片づけが急ピッチで進められています。 1日までの大雨で、複数の河川が氾濫した石川県七尾市では、住宅や倉庫など60棟以上の建物が床上や床下が浸水したほか、道路や農地なども浸水する被害を受けました。 2日は朝から晴れの天気となり、台風21号の接近を前に、浸水した住宅から泥をかき出したり、農地の後片づけをしたりする住民の姿が見られました。 このうち、氾濫した日用川のすぐそばで1人暮らしをしている岩尾豊平さん(95)の住宅は床上まで浸水したため、2日は近所の住民や親戚など20人ほどが集まって、水につかった畳を入れ替えたり、家の中の土砂を拭き取ったりする作業に追われていました。 片づけを手伝った孫の男性は「あすから平日で作業ができなくなるので、行政などに支援してほしい」と話していました。 また、氾濫した川の近くに住むコメ農家の男性は「土砂が流れ込んで水田に水がたまったままになっていて、このままでは収穫できません。さらに台風が近づいて来るので困っています」と話していました。