台風21号が通過した４日、 東海地方では交通網の 乱れが夜も続き市民生活への 影響が広がった。 断続的な横殴りの 風雨で市街地は人影がまばら。 各地で街路樹が倒れるなど被害も相次いだ。 道路をふさぐ倒木を撤去する警察官ら（４日、 名古屋市中区） ＪＲ岐阜駅前では強風の ためにビルの 看板が落下した（４日、 岐阜市）＝読者提供 ＪＲ東海 は東海道新幹線の 運転を午後２時ごろから見合わせた。 ＪＲ名古屋駅では、 …
台風21号が通過した４日、東海地方では交通網の乱れが夜も続き市民生活への影響が広がった。断続的な横殴りの風雨で市街地は人影がまばら。各地で街路樹が倒れるなど被害も相次いだ。 道路をふさぐ倒木を撤去する警察官ら（４日、名古屋市中区） ＪＲ岐阜駅前では強風のためにビルの看板が落下した（４日、岐阜市）＝読者提供 ＪＲ東海 は東海道新幹線の運転を午後２時ごろから見合わせた。 ＪＲ名古屋駅では、新幹線の運転再開を待つ人がスーツケースを脇に置きコンコースや階段に座り込む姿が目立った。東京の実家に帰る予定だった名古屋市天白区の大学１年、初谷拓真さん（18）は「友人と会う約束があり、今日中に帰りたい。運転再開を信じ粘ります」と疲れた様子で話した。 ＪＲ東海はこのほか、名古屋地区の在来線全区間で一時、運転を見合わせた。 名鉄 は午後２時から同10時まで全線が運休。名古屋市営地下鉄も東山線と鶴舞線の一部区間運休が夜まで続いた。高速道路も強風による通行止めが相次いだ。 ３県の多くの自治体で住民の一部が公民館などに避難。 中部電力 によると、東海３県の停電は一時67万戸を超えた。
