[東京 24日 ロイター] – 午後3時の ドル/円は、 ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、 若干ドル高/円安の 112円半ば。 日経平均やアジア株の 上下動にひょうそくを合わせて小幅な変動を繰り返したが、 方
[東京 24日 ロイター] – 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、若干ドル高/円安の112円半ば。日経平均やアジア株の上下動にひょうそくを合わせて小幅な変動を繰り返したが、方向感は定まらず商いは低調だった。
前日米国株の一時急落を受け、112円前半で弱めに始まったドルは、仲値公示にかけて輸入企業の買いに支えられて上昇。その後は、日経平均の上下動や、中国株や香港株の値動きを見つつ、それらに足並みを合わせて小幅な値動きとなった。
市場では、トルコのエルドアン大統領が23日、同国のサウジ総領事館で記者が殺害された問題について、殺害は計画的なものだったとの見解を示したことが、この日のアジア株の下げ止まりに寄与したとの見方もでていた。「大きな注目を集めたエルドアン大統領の発表を終え、バイ・ザ・ファクト的に売り方がいったん手じまった」(トレーダー)ためだという。
ユーロ/円は、M&Aフローの思惑から堅調で、129.22円まで上値を伸ばした。
自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA) は22日、自動車部品部門マニエッティ・マレリを、大手自動車部品メーカー、カルソニックカンセイの親会社であるCKホールディングスに売却すると発表した。売却額は62億ユーロ(約8060億円)となる予定。
「8000億円というM&Aのフローは、為替市場全体の規模からすれば、価格(ユーロ/円相場)に持続的な影響を及ぼすほど大きなものではないが、ユーロ買い/円売り需要が流入するとの思惑から、ユーロ/円は底堅い展開となっている」(外為アナリスト)という。
市場では、トランプ氏が米連邦準備理事会(FRB)に対して「執拗に批判」(証券会社)していることが話題に上っていた。
トランプ米大統領は23日、米ウォールストリート・ジャーナル紙とのインタビューで、FRBのパウエル議長について「我々が素晴らしいことをするたびに、彼は金利を上げる」、パウエル氏は「喜んで利上げをしているようだ」と語った。
なぜパウエル氏が利上げを続けると思うかとの問いに対して、トランプ氏は「彼は低金利支持者のはずだったが、蓋を開けてみると、そうではなかった」と答えた。また、オバマ政権下では金利はゼロだったと強調した。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 112.54/56 1.1462/66 129.02/06
午前9時現在 112.44/46 1.1469/73 128.97/01
NY午後5時 112.43/46 1.1469/73 128.96/00
(為替マーケットチーム)