18日前場中ごろの 東京株式市場で日経平均株価は前日終値(2万2841円)を挟んで小幅にもみ合っている。 米長期金利の 上昇で銀行や保険など金融株に運用環境の 改善を期待した買いが続く一方、 輸出の 減速懸念から機械や電機株が引き続き安い。 原油安を背景とした…
18日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日終値(2万2841円)を挟んで小幅にもみ合っている。米長期金利の上昇で銀行や保険など金融株に運用環境の改善を期待した買いが続く一方、輸出の減速懸念から機械や電機株が引き続き安い。原油安を背景とした石油関連株の下げも重荷だ。 米財務省は17日公表した半期為替報告書で、中国の「為替操作国」への指定を見送った。市場では「米中摩擦の激化懸念がいったん後退する」として前向きに評価する見方がある。ただ 安川電 や ファナック といった「中国関連銘柄」は日本の9月の貿易統計で輸出額が前年同月から減ったこともあって、軟調に推移している。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の三浦誠一投資ストラテジストは「為替操作国への指定見送りを受け、中国の上海株式相場が上昇するかどうかに注目している」と話していた。 10時現在の東証1部の売買代金は概算で5836億円、売買高は3億6863万株だった。 三菱UFJ と SOMPO が高い。 イオン と セブン&アイ が堅調だ。一方、 アステラス と 塩野義 が下げている。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕