東京・ 築地市場（中央区）が６日、 最終営業日を迎え、 ８３年の 歴史に幕を閉じる。 早朝から最後の 取引が始まり、 同日正午からは移転先の 豊洲市場（江東区）への 引っ越し作業が始まる。 ２トン車約５３００台分の 荷物を運ぶ「空前の 大移動【経済】
東京・築地市場（中央区）が６日、最終営業日を迎え、８３年の歴史に幕を閉じる。早朝から最後の取引が始まり、同日正午からは移転先の豊洲市場（江東区）への引っ越し作業が始まる。２トン車約５３００台分の荷物を運ぶ「空前の大移動」を経て、新市場は１１日早朝に開場する。
築地ではいつも通り午前５時前から、威勢の良いかけ声とともに、卸売業者による水産物や青果物の競りが始まった。生マグロの競り場では、水産卸業者の吉田猛社長が「築地のレジェンド（伝説）を作ってくれた人々に恥じることがないよう、一丸となって未来に進んでいきたい」と業界を代表して決意を語った。
青果の競り場では、青果卸業者の鈴木敏行社長が「一抹のさみしさはあるが、これから豊洲のブランドを作り上げたい」とあいさつし、一本締めを行った。
