中央省庁による障害者雇用の 水増し問題を受け、 新たに雇用する障害者が職場に定着できるよう各省庁の 職員を対象にしたハローワー…
中央省庁による障害者雇用の水増し問題を受け、新たに雇用する障害者が職場に定着できるよう各省庁の職員を対象にしたハローワークによる講座が開かれました。 29日、厚生労働省で開かれた講座には、各省庁の職員およそ580人が参加しました。中央省庁による障害者雇用の水増し問題を受けて、政府は来年中に4000人余りの障害者を雇用する計画ですが、どう職場環境を整備し、障害者に定着してもらうかが大きな課題になっています。 講座では特に、近年就職を希望する人が多い精神障害者や発達障害の人への支援のあり方について障害者雇用に詳しいハローワークの担当者が解説しました。 担当者は、初めて出勤してもらう際には「歓迎している」ということを言葉にして伝えたり忙しい時期にはどんな業務がなぜ立て込んでいるかや、いつまで続くかなどを丁寧に伝えたりすることが重要だと説明していました。 厚生労働省障害者雇用対策課の田中歩室長は「障害者が働きやすい環境を作るには職場の一人一人の理解を進めることが欠かせない。今後も同様の講座を全国で実施したい」と話していました。