自治体や企業の ゆるキャラ日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2018in花園~ラグビーの まち東大阪~」 の 結果発表が18日、 大阪府東大阪市の 花園中央公園であり、 …
自治体や企業のゆるキャラ日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2018in花園~ラグビーのまち東大阪~」の結果発表が18日、大阪府東大阪市の花園中央公園であり、ご当地部門で埼玉県志木市文化スポーツ振興公社の「カパル」が栄冠に輝いた。一方、自治体の組織票が指摘された福岡県大牟田市の「ジャー坊」は2位、三重県四日市市の「こにゅうどうくん」は3位。ネット投票の多くが、不正として削除されたことが響いた。
予想外の“ゆるキャラ日本一”に場内が沸いた。全国507体のエントリーから「ご当地部門」で優勝したのは、1日時点のネット投票で暫定4位だった「カパル」。同1位の「こにゅうどうくん」らを逆転したのだ。
今大会は「こにゅうどうくん」陣営らによる「組織票」が指摘されていた。ネット投票はID1件につき1日1回が原則。しかし「こにゅうどうくん」の四日市市はフリーメールアドレスを取得し、約2万件のIDを作成。職員らに配布し、1日時点で約118万票を集めていた。
暫定2位だった「ジャー坊」も大牟田市が約1万件のIDを作成。暫定3位で最終4位の「一生犬鳴!イヌナキン!」の大阪府泉佐野市も同様の手法を取ったとされる。
背景には、11年に優勝した「くまモン」の大成功がある。少子化による税収減などに苦しむ自治体にとって“ゆるキャラ日本一”の経済効果は魅力。四日市市では、森智広市長(40)が集票の陣頭指揮を執った。