【ワシントン＝大木聖馬】 米中両国の 閣僚による「外交・ 安全保障対話」 が９日、 ワシントンで行われた。 １１月末からの アルゼンチンでの 主要２０か国・ 地域（Ｇ２０）首脳会議に合わせて開催する予定の 米中首脳会談に向けて、 貿易摩擦に【国際】
【ワシントン＝大木聖馬】米中両国の閣僚による「外交・安全保障対話」が９日、ワシントンで行われた。１１月末からのアルゼンチンでの主要２０か国・地域（Ｇ２０）首脳会議に合わせて開催する予定の米中首脳会談に向けて、貿易摩擦について協議を継続することで一致したものの、中国による南シナ海の軍事拠点化や台湾問題などでの議論は平行線をたどった。
ポンペオ米国務長官は終了後の共同記者会見で、「米中は重大な対立に直面しているが、多くの問題で協調することが重要だ」と指摘した。「米国は冷戦や中国に対する封じ込め政策を求めてはいない」とも述べた。
中国の楊潔チ（よう・けつち）共産党政治局員も「中国は平和発展の道を歩んでおり、どの国にも挑戦するつもりはない」と述べた。また、米中の貿易摩擦について、互いに受け入れ可能な解決策を模索することで一致したと説明した。
