フィギュアスケートの NHK杯、 女子シングルで16歳の 紀平梨花選手が優勝を果たした要因には、 フリーの 演技に大技の トリプルア…
フィギュアスケートのNHK杯、女子シングルで16歳の紀平梨花選手が優勝を果たした要因には、フリーの演技に大技のトリプルアクセルを2本入れるなど難度の高い構成で技術点がほかの選手を大きく上回ったことが挙げられます。 紀平選手のフリーの演技は、冒頭にトリプルアクセルから3回転トーループの連続ジャンプ、続いて単独のトリプルアクセルと、いきなり2本のトリプルアクセルが入っています。 さらにジャンプの基礎点が1.1倍となる演技後半には、3回転ルッツからの3連続ジャンプも入り、演技全体の技術点は87.17にもなりました。 これはNHK杯で2位の宮原知子選手を15点以上も上回り、さらにピョンチャンオリンピック金メダリストのロシアのアリーナ・ザギトワ選手がことし9月に出したフリーの今シーズン世界最高得点の時の技術点にも3点以上勝っていて、ほかの選手たちをリードする要因となりました。 紀平選手は、ジャンプの質の高さでもライバルたちを上回りました。 特に単独でのトリプルアクセルは出来栄えでも高い評価を受け、トリノオリンピック金メダリストの荒川静香さんは「一連の動きが途切れなく、ジャンプの軌道や空中姿勢もきれいで、それを乱さない着氷につなげる、お手本のようなジャンプだった」と話しました。