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習氏、来年訪朝の意向 中韓首脳会談で文氏に伝達

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中国の 習近平(シー・ ジンピン)国家主席と韓国の 文在寅(ムン・ ジェイン)大統領は17日、 アジア太平洋経済協力会議(APEC)の 首脳会議に合わせて約40分間、 会談した。 韓国
【ポートモレスビー=山田健一】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に合わせて約40分間、会談した。韓国大統領府によると、習氏は文氏に対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の招待に応じて、2019年に平壌を訪問する考えを明らかにした。
実現すれば、習氏が国家主席に就任後初めての訪朝になる。北朝鮮の非核化を巡る米朝協議が停滞するなか、問題解決に向けて指導力を発揮し、東アジア地域での影響力を高める狙いとみられる。習氏は19年にソウルを訪ねる意向も表明した。
習氏と文氏の会談は17年12月以来、約11カ月ぶり。両氏は朝鮮半島問題の解決には、2度目の米朝首脳会談開催と金正恩氏のソウル訪問が重要との認識で一致。中韓が、米朝再会談の実現に向けて緊密に連携することで合意した。
別途、日本が関係する歴史問題も議論した。日本の植民地時代に朝鮮半島出身者の独立運動の拠点だった重慶の「大韓民国臨時政府」について、文氏は「来年は政府樹立から100年になる」と指摘。史跡の保存に関して中国の協力を求めた。習氏は「積極的に支援する」と応じたという。中国側の発表では、歴史問題に触れていない。

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