Start Japan Japan — in Japanese 習氏がけん制、ペンス氏は皮肉…米中の違い鮮明

習氏がけん制、ペンス氏は皮肉…米中の違い鮮明

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【ポートモレスビー=黒見周平、 東慶一郎】 パプアニューギニアの 首都ポートモレスビーで17日午前、 アジア太平洋経済協力会議(APEC)の 参加者らが集うCEO(最高経営責任者)サミットが開かれ、 主要国の 首脳が演説した。 米国の 【国際】
【ポートモレスビー=黒見周平、東慶一郎】パプアニューギニアの首都ポートモレスビーで17日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の参加者らが集うCEO(最高経営責任者)サミットが開かれ、主要国の首脳が演説した。米国のペンス副大統領と中国の 習近平 ( シージンピン ) 国家主席はそれぞれ、貿易問題や社会基盤(インフラ)支援を巡って主張を展開し、立場の違いを際立たせた。
ペンス氏は、トランプ米大統領の「中国は長年米国を利用してきた」との発言を引用し、中国の貿易障壁や知的財産の盗用などを問題点として挙げ、非難した。中国への制裁関税については、「中国がやり方を変えるまで米国は方針を変えない」と強調した。
ペンス氏に先立って演説した習氏は、「保護主義や一国主義という古いやり方は、世界経済の不確定性を高める。反対する立場を鮮明にしなければならない」と述べ、保護主義に傾く米国を名指しせずにけん制した。さらに、「国同士が平等な立場で譲り合い、話し合わなければ解決できない」として、制裁関税など米国の一方的な措置を批判した。
インフラ支援を巡っては、ペンス氏が「米国はより良い選択肢を提供する。投資相手を借金の海でおぼれさせることはない」と述べ、中国による「借金漬け外交」を皮肉った。

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