「会社に所属する」 とはどういうことなの か。 会社員も、 複数の 会社からの 依頼で仕事をするフリーランスも「会社との 適切な距離」 がポイントになってくるの ではないか。 7月7日21時から生配信されるTwitter番組「ハフライブ」 。 小説家 平野啓一郎さんらをゲストに招き「帰属先を掛け持ちする生き方」 を考えます。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、フリーランスの収入が減ったり、取引停止に追い込まれたりしている。
仕事がなくなったときの手当てや補償などのセーフティーネットも不十分だ。社会はここまで、フリーランスに対して冷たかったのか、と驚かされる。
ただ、こうした大変な状況であるにも関わらず、「フリーランスを続けたい」という人が85%にのぼったとの調査結果もある。
また、フリーランスとは違う働きかたをしているようにみえる会社員の人も、在宅勤務が増えて、身も心も会社と距離を置きながら働くスタイルが一般的になってきている。
これからは、フリーランスと、会社員の違いが、なくなっていくのかもしれない。
7月7日午後9時のTwitter生配信番組「ハフライブ」では、私たちが「会社と距離を置きながら働くこと」について話し合います。
ゲストは、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の平田麻莉代表理事と、複数の自分を大事にしながら生きる「分人主義」を提唱してきた小説家の平野啓一郎さんです。
番組URLはこちら(無料視聴)です⇒https://twitter.com/i/broadcasts/1PlJQNnojBBxE
内閣官房の調査によると、副業も含めた広い意味での日本のフリーランス人口は462万人だ。
自由な働き方が魅力だが、新型コロナは大きな打撃となった。「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」には、次のような悲痛な叫びが寄せられた。
この協会の調査によると、新型コロナで収入が減ったフリーランスは74.4%。会社員の32.1%を大きく上回った。
さらに、影響が出たと答えたフリーランスのうち、取引停止を経験した人は5割以上。「日本俳優連合」が会員に調査したところ、公演や演劇などが中止されても7割以上がキャンセル料をもらえなかったという。
フリーランスは「労働者」として扱われず、最低賃金が適用されなかったり、仕事を失っても、失業給付を受けられたりしないケースが多い。
もちろん普段からそうしたビジネスリスクを考えながら、覚悟を持ってフリーランスの人は働いているが、新型コロナはビジネス環境の変化とは異なる予想外の出来事だった。
そのため、政府が当初打ち出したコロナの経済対策で、はじめはフリーランスが対象外とされたことに、大きな反発が起きた。
反発は大きなうねりとなり、フリーランスを含む個人事業主に最大100万円を支払う制度ができた。
番組に出演する、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会の平田麻莉代表理事が「驚いた」ことがある。
同協会の調査によると、1382件の回答のうち、コロナ以降も、フリーランスやパラレルキャリアとしての働き方を続けたいと思っている人は85.