3Dプリント分野の新興企業などがSPACを通じて上場し、資金を調達するなど、既存の企業との競争に挑もうとしているようだ。新たな成熟期に入ろうとしている業界の最新の動きはどのようになっているのだろうか。
3Dプリントや付加製造(AM)を手がける企業の間で規模の拡大や、資本増強、再編が多く見受けられるようになっている。これには相応の理由がある。同分野は急成長を遂げようとしているのだ。 3Dプリントシステムの設計/開発/販売を手掛けるDesktop Metalの最高経営責任者(CEO)Ric Fulop氏は、「世界的に見た場合、製造市場の規模は12兆ドル(約1280兆円)であり、AMは2020年末時点で120億ドル(約1兆2800億ドル)を占めていた。つまりAMの浸透率は0.