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変異ウイルス 感染確率は 「富岳」シミュレーション結果公表

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最新のスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーションで、感染力が強いとされる新型コロナの変異ウイルスに感染する確率が、従来のウイルスに比べてどのように変わるのか、最新の結果が公表されました。
変異ウイルスによっては感染する確率が従来の2倍程度ある一方、感染した相手と適切な距離を取り、話す時間を減らすと感染確率も減るということで、研究グループは基本的な対策を改めて呼びかけています。

神戸市にある理化学研究所の研究チ …
最新のスーパーコンピューター「富岳」を使ったシミュレーションで、感染力が強いとされる新型コロナの変異ウイルスに感染する確率が、従来のウイルスに比べてどのように変わるのか、最新の結果が公表されました。 変異ウイルスによっては感染する確率が従来の2倍程度ある一方、感染した相手と適切な距離を取り、話す時間を減らすと感染確率も減るということで、研究グループは基本的な対策を改めて呼びかけています。 神戸市にある理化学研究所の研究チームは、最新のスーパーコンピューター「富岳」を使って、新型コロナウイルスの飛まつの広がりを研究しています。 今回は感染力が強いとされる変異ウイルスに感染した人がいる場合、相手との距離や時間によって感染する確率がどのように変化するのか、シミュレーションしました。 変異ウイルスの感染力は、イギリスで確認されたアルファ株を従来のウイルスの1.25倍、インドで確認されたデルタ株を従来のウイルスの2.5倍と仮定しました。 まず、通常の声で話している感染者と、マスクなしで15分間向かい合った場合、相手との距離によって感染する確率がどのように変わるか調べると、1.5m離れた時は、従来のウイルスとイギリスで確認のアルファ株では、感染リスクが5%程度なのに対して、インドで確認のデルタ株ではおよそ10%とおよそ2倍になりました。 2メートル離れた場合でも感染リスクはほとんど変わりませんでした。 一方、距離を2.5メートル取ると3つのウイルスでほとんど差はなくなり、5%を切っています。 また、2メートル離れた相手から感染する確率と接触時間の関係を調べたところ、感染確率が10%に達するのにかかった時間は、従来のウイルスでは45分だったのに対し、イギリスで確認されたアルファ株ではおよそ35分、インドで確認されたデルタ株では20分足らずでした。 研究グループは「インドで確認されたデルタ株では、従来のウイルスに比べて2倍程度のリスクがあることがシミュレーションからも分かった。相手との距離に加え、時間の取り方にも注意してほしい」としています。 飲食店での感染リスクと対策は 研究グループは今回、飲食店を想定した感染リスクと対策についても計算を行いました。 4人がけのテーブル2台とカウンターに合わせて16人がいる飲食店で、このうちの1人が従来型のウイルスの感染していると想定し、マスクなしで1時間滞在した場合、飲食店全体での平均した感染リスクと、それぞれの場所ごとの感染確率をシミュレーションしました。 まず、換気装置だけを動かした場合、店全体を平均した感染確率は2.

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